豪東部の記録的豪雨、石炭輸送に影響 積出港への鉄道が停止
ロイター / 2021年3月22日 15時10分
3月22日、オーストラリア東部沿岸部襲った記録的な豪雨により、ニューサウスウェールズ州(NSW)のハンターバレーからニューカッスル港へ石炭を輸送する鉄道が止まっている。写真はシドニーで20日撮影。提供写真(2021年 ロイター/AAP Image)
[メルボルン 22日 ロイター] - オーストラリア東部沿岸部襲った記録的な豪雨により、ニューサウスウェールズ州(NSW)のハンターバレーからニューカッスル港へ石炭を輸送する鉄道が止まっている。この路線を運営する豪州鉄道公社(ARTC)が22日に明らかにした。
ARTCは、豪雨や洪水に加え、強風や倒木などの影響を理由に運行を一時停止したと説明した。
ニューカッスル港は、悪天候の影響が出ているものの、積出作業は続いていると説明した。同港からは昨年1億5800万トンの石炭が出荷された。
同港にある石炭ターミナルのひとつを運営するニューカッスル・コール・インフラストラクチャー・グループは、同港への石炭輸送が止まっていることを確認した。
ハンターバレーとニューカッスル港を結ぶ鉄道は、BHPグループやグレンコア、ニュー・ホープ、ホワイトへブン・コール、ヤンコール・オーストラリアなどが石炭輸送に使っている。
グレンコアは一部の炭鉱で生産を削減していると発表。ヤンコールも2つの炭鉱で操業を中断していると明らかにした。
一方、ニュー・ホープは、豪雨の影響は軽微で、輸送量を制限して積出港への出荷を続けていると説明している。
豪東部沿岸部では、週末の記録的な豪雨で大規模な洪水が発生し、一部地域では家屋の浸水により多くの人が避難を余儀なくされた。
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