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米ウィーワーク、20年は32億ドルの赤字 SPAC上場を協議=FT

ロイター / 2021年3月23日 8時1分

 共有オフィスを手掛ける米ウィーワークが同社への出資を検討している投資家に提示した資料で、昨年に32億ドルの赤字を計上したと開示した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が22日に報じた。写真はウィーワークのロゴ。北京で2019年8月撮影(2021年 ロイター/Jason Lee)

[22日 ロイター] - 共有オフィスを手掛ける米ウィーワークが同社への出資を検討している投資家に提示した資料で、昨年に32億ドルの赤字を計上したと開示した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が22日に報じた。

報道によると、赤字は2019年の35億ドルから縮小。また、同社は特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じた上場を計画しており、その際の企業価値評価額は債務を含めて90億ドルとなる見込みだという。

ウィーワークは報道についてコメントを控えた。

ロイターは1月に同社がSPACとの合併を通じた上場を検討しており、資金調達も模索していると報じていた。

同社は新規株式公開(IPO)を目指したことがあったが、ビジネスモデルや創業者アダム・ニューマン氏の経営手法などに懸念が強まり、2019年10月に計画を取り下げた経緯がある。その後にソフトバンクグループの経営支援を受けた。

FTによると、ウィーは現在、SPACのボウX・アクイジションと協議を行っている。ボウXは昨年8月に4億2000万ドルを調達した。

また、ウィーが手掛けるオフィスの占有率は、新型コロナウイルス対策の事業所閉鎖の影響で昨年末に47%に落ち込んだが、同社は2022年末までに90%まで持ち直すと予想しているという。

報道によると、同社は来年の利払い・税引き・償却前利益(EBITDA)が4億8500万ドルの黒字になると見込んでいる。

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