中国の次世代原発、兵器転用プルトニウムの製造可能に=米司令官
ロイター / 2021年4月22日 9時43分
[ワシントン 21日 ロイター] - 米戦略軍のリチャード司令官は20日の上院軍事委員会で、中国が開発中の次世代原子力発電施設では、核兵器に転用可能な大量のプルトニウムを製造できる可能性があるとの認識を示した。
中国は石炭依存を減らす脱炭素化の一環で、高速増殖炉と再処理施設の開発を進めているが、この工程では核兵器への転用が可能なプルトニウムも生成される。
最初の高速増殖炉は2023年に稼働予定。
リチャード氏は委員会で「高速増殖炉では大量の兵器級プルトニウムが生成される。中国が核能力の拡大を望む場合の選択肢の上限が、変更されることになる」と語った。
米戦略軍は米国の核兵器保有量を監督している。
中国が備蓄プルトニウムを兵器に転用する意図があるとの証拠はないが、今後10年で中国が保有する核弾頭数が少なくとも2倍に増えると見込まれる中、中国の核開発加速への懸念は強まっている。
中国は、原子力政策は平和目的のためにあると説明している。
ワシントンの中国大使館は、コメント要請に応じていない。
リチャード氏は、米当局者は中国の民生用核開発の速さを認識しており、分析を開始したと述べた。
この記事に関連するニュース
-
金正恩氏「見るだけでも力が沸く」…ウラン濃縮遠心分離機に満足
デイリーNKジャパン / 2024年9月13日 15時12分
-
北朝鮮の金総書記、ウラン濃縮施設を視察 兵器級核物質の生産強化指示
ロイター / 2024年9月13日 12時11分
-
「備えあれば憂いなし」まではまだまだ程遠い…イタリア海軍空母「カブール」の威容《不肖・宮嶋目撃撮!》
文春オンライン / 2024年9月13日 6時10分
-
日中関係の再考 その7 中国の強大な軍事脅威
Japan In-depth / 2024年8月26日 11時0分
-
中国の核脅威へ備え「不十分」 米、シンクタンクが報告書
共同通信 / 2024年8月23日 6時22分
ランキング
-
1レバノン連日の爆発、14人死亡=「日本製の無線機」、450人超負傷―対ヒズボラでイスラエル関与か
時事通信 / 2024年9月19日 5時21分
-
2金杉憲治中国大使、再度の日本人襲撃に「じくじたる思い」「満足できる説明ない」
産経ニュース / 2024年9月18日 21時35分
-
3「移民が犬や猫を食べている」と言われた町がいま願うこと
ニューズウィーク日本版 / 2024年9月18日 18時16分
-
4米政府、ベトナムの海底ケーブル敷設で中国企業の排除要請
ロイター / 2024年9月18日 18時15分
-
5キャサリン妃、公務復帰=がん闘病の化学療法終了で―英
時事通信 / 2024年9月18日 21時11分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください