ロシア、ウクライナ国境の増強部隊撤収 「査察は終了」
ロイター / 2021年4月23日 6時3分
[モスクワ/キエフ/ブリュッセル 22日 ロイター] - ロシアのショイグ国防相は22日、ウクライナ国境付近で演習に参加していた軍部隊に対し、5月1日までにそれぞれの基地に帰還するよう命令した。西側諸国が懸念を示していた国境沿いの軍部隊増強が終了する。発表を受け、ロシアとウクライナの通貨がともに急上昇した。
ショイグ国防相は、軍部隊による国境地帯の「査察」が終了したと表明。「軍部隊の国家防衛能力が示され、査察の目標は十分に達成された」と述べた。ただ、演習に使った装備品は、年内に計画されている次回の大規模演習に備え、ウクライナ国境から遠くないボロネジ市の演習場にとどめる。
ロシア軍はこの日、2014年に併合したクリミアで1万人の部隊と40隻を超える艦船が参加する演習を実施。ショイグ国防相はこれに参加していた。
米国務省のプライス報道官は、ロシア側の発表を承知しており、国境の状況を注視していると表明。「言葉は聞いたが、われわれが求めているのは行動だ」として、事態を見守る姿勢を示した。北大西洋条約機構(NATO)当局者は、ロシア軍部隊の撤収は重要とし、「NATOは引き続き緊密に注視していく」と述べた。
ロシア大統領府によると、ウクライナのゼレンスキー大統領はプーチン大統領に会談を提案。ペスコフ報道官は「プーチン氏が会談が必要と判断すれば、本人が回答する。現時点で発表することはない」とした。
*情報を追加します
この記事に関連するニュース
-
中谷防衛相がNATO国防相会合に初参加、欧州・大西洋とインド太平洋の安保面での連携強化を確認
読売新聞 / 2024年10月18日 10時49分
-
NATO国防相会合、ウクライナの加盟で温度差 ゼレンスキー氏の戦勝計画、多難な前途
産経ニュース / 2024年10月18日 9時59分
-
北朝鮮部隊1万人派遣準備 ゼレンスキー氏、露との連携に懸念 NATO国防相会合閉幕へ
産経ニュース / 2024年10月18日 7時56分
-
北朝鮮、ロシアの侵攻に関与か ゼレンスキー大統領「武器だけでなく人も派遣」と声明 ミサイル攻撃で北士官6人死亡の報道も
zakzak by夕刊フジ / 2024年10月15日 14時49分
-
中露国防相が北京で会談 台湾周辺の軍事演習と同日、中国「戦略的協力を深化」
産経ニュース / 2024年10月14日 21時46分
ランキング
-
1「ガザはこの世の地獄」毎日子ども40人殺害 国連
AFPBB News / 2024年10月19日 17時2分
-
2トランプ氏、連邦議会占拠事件の受刑者「不当な拘束」…第2次大戦中の日系人と同列に扱う
読売新聞 / 2024年10月19日 15時31分
-
3中国海警局、日本漁船を「追放」 尖閣諸島周辺の「領海に不法侵入」で
AFPBB News / 2024年10月17日 20時45分
-
4ロシアに派遣された北朝鮮兵の動画、ウクライナ当局が公開「ロシアは捨て駒として使うつもりだ」
読売新聞 / 2024年10月19日 20時48分
-
5ネタニヤフ氏私邸狙いドローン=ヒズボラ発射か―イスラエル
時事通信 / 2024年10月19日 20時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください