タリバン、数週間内に政権枠組み 米独が退避巡り治安リスク警告
ロイター / 2021年8月22日 11時39分
アフガニスタンを掌握したイスラム主義組織の共同創設者バラダル師が21日帰国し、カブール入りした。タリバンは数週間以内に新たな政府の枠組みを打ち出す方針だという。一方、米国とドイツはこの日、アフガン国内の自国民に対し、治安上のリスクがあるとして、カブール空港に来ないよう勧告した。写真はアフガニスタンから退避してきた人たち。8月20日、ドイツのラムシュタイン空軍基地で撮影(2021年 U.S. Air Force/Senior Airman Jan K. Valle/Handout via REUTERS)
[カブール 21日 ロイター] - アフガニスタンを掌握したイスラム主義組織の共同創設者バラダル師が21日帰国し、カブール入りした。タリバンは数週間以内に新たな政府の枠組みを打ち出す方針だという。
タリバン関係者は匿名を条件に、バラダル師が部隊司令官、元政府指導者や政策立案者、宗教学者などと会談する予定だと明かした。また、タリバンが今後数週間のうちに新たな統治モデルを検討する計画で、治安や財政問題に対応するチームも設置されるとし、「危機管理には旧政府の専門家が参加する予定だ」と明かした。
新政府の体制は欧米型の民主主義ではないが、この関係者は「全ての人の権利を守る」と述べた。
タリバンは最高指導者ハイバトゥラ・アクンザダ師がこれまで公の場で沈黙を守っている。アフガンを掌握した現在、必ずしも利益が一致しない可能性がある組織内の各グループを団結させる必要がある。
一方、米国とドイツはこの日、アフガン国内の自国民に対し、治安上のリスクがあるとして、カブール空港に来ないよう勧告した。
米国をはじめとする各国が自国の外交官や民間人、多数のアフガン人を退避させようとしているが、多くの人が空港に殺到して活動の妨げになっている。
こうした勧告は、治安状態がなお不安定であることを示している。ある米政府関係者は、アルカイダやイスラム国などのイスラム過激派組織の脅威があるとして、米軍が空港への代替ルートを検討していると述べた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1軍事費「増額続ける」=トランプ氏に配慮―前台湾総統
時事通信 / 2024年11月24日 15時29分
-
2韓国政府、佐渡で25日に独自追悼行事開催
共同通信 / 2024年11月24日 16時4分
-
3ガザ全域をイスラエル軍が攻撃、48時間で少なくとも120人死亡…レバノンでは空爆で20人死亡
読売新聞 / 2024年11月24日 18時47分
-
4飲料にメタノール混入か、ラオスで外国人観光客6人が相次ぎ死亡…日本大使館も注意呼びかけ
読売新聞 / 2024年11月24日 15時44分
-
5COP29 途上国支援「年46兆円」で合意 「目標額が少なすぎる」の声も
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月24日 11時43分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください