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米ファイザー製ワクチン、5─11歳での有効性90.7% 治験結果

ロイター / 2021年10月22日 23時50分

10月22日、米ファイザーは22日、独ビオンテックと共同開発した新型コロナウイルスワクチンの5─11歳を対象とする臨床試験(治験)で、90.7%の有効性が示されたと発表した。写真は2020年10月撮影(2021年/ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米ファイザーは22日、独ビオンテックと共同開発した新型コロナウイルスワクチンの5─11歳を対象とする臨床試験(治験)で、90.7%の有効性が示されたと発表した。

米食品医薬品局(FDA)への提出資料によると、治験には2268人が参加。プラセボを投与した参加者のうち16人が新型コロナに感染した一方、ワクチンを接種した参加者で感染したのは3人で、ワクチンを接種した参加者はプラセボを投与した参加者の2倍以上だったため、有効性は90%以上になったという。

5─11歳の参加者は10マイクログラムのワクチンを2回接種。これは12歳以上が接種するワクチン量の3分の1に当たる。

FDAの外部専門家による諮問委員会は来週26日に会合を開き、5─11歳へのワクチン接種を承認するようFDAに勧告するか採決する予定。FDAのスタッフはファイザーが提出した資料に関するレビューを22日中に発表する見込み。

ファイザーはまた、安全性に関するデータの改善に向け治験を拡大し、子どもの参加者数を2倍以上に増やしたと発表。資料によると、ワクチンの安全性を巡る新たな懸念は示されなかった。

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