韓国、中国からの渡航者への入国後コロナ検査撤廃へ 3月から

　韓国政府高官は２月２２日は、中国からの渡航者に対する入国後の新型コロナウイルス検査を３月から撤廃すると明らかにした。写真は韓国の仁川国際空港に到着した中国人観光客のグループを検査施設へ案内する韓国人兵士。１月１２日撮影（２０２３年　ロイター/Kim Hong-Ji）

［ソウル　２２日　ロイター］ - 韓国政府高官は２２日は、中国からの渡航者に対する入国後の新型コロナウイルス検査を３月から撤廃すると明らかにした。ただ、出発前の検査は引き続き求める方針という。

韓国は中国の「ゼロコロナ」政策解除を受けて同国からの渡航者に対する水際対策を強化したが、中国国内の感染状況改善を理由に一部緩和している。

韓国行政安全省の次官はコロナ対策会議で「中国から到着した人の陽性率は１月第１週の１８．４％から２月第３週には０．６％に低下しており、検疫措置の一段の緩和が可能なようだ」と述べた。

その上で、出発前のＰＣＲ検査義務は３月１０日まで継続し、他のルール緩和の影響を注視し検証するとした。

韓国は中国からの渡航者に対する短期ビザ発給を既に再開しており、これを受けて中国側も同様のビザ制限を解除した。