米当局、メネンデス上院外交委員長を起訴 エジプト巡る収賄容疑

米検察当局は２２日、民主党有力議員のボブ・メネンデス上院外交委員長（６９、ニュージャージー州選出、写真）とその妻（５６）を収賄容疑で起訴した。撮影（２０２３年　ロイター/Jonathan Ernst）

Luc Cohen　Patricia Zengerle　Andrew Goudsward

[ニューヨーク／ワシントン ２２日 ロイター] - 米検察当局は２２日、民主党有力議員のボブ・メネンデス上院外交委員長（６９、ニュージャージー州選出）とその妻（５６）を収賄容疑で起訴した。エジプト政府に便宜を図った見返りとして、実業家３人から数十万ドル相当の現金などを受け取った疑いという。

マンハッタン連邦検察局によると、メネンデス議員は上院議員としての影響力を利用してエジプト政府に便宜を図り、実業家らに対する法執行機関の調査を妨害した。

上院民主党の規則では、重罪で起訴された議員は幹部の役職を放棄しなければならない。メネンデス議員は外交委員長の職を辞任したが、声明で「検察官の行き過ぎは明らかだ。事実は提示された通りではない」と容疑を否認した。