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ガザ情勢巡り「カイロ平和サミット」、打開策なく閉幕

ロイター / 2023年10月22日 16時15分

 パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの衝突を受け、エジプトは21日、緊張緩和を探る国際会議「カイロ平和サミット」を開いた。カイロで撮影。UAE Presidential Court提供(2023年 ロイター)

Aidan Lewis Nafisa Eltahir

[カイロ 21日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの衝突を受け、エジプトは21日、緊張緩和を探る国際会議「カイロ平和サミット」を開いた。

アラブ首脳らがイスラエルのガザ攻撃を非難し、即時停止を訴えた一方、欧州諸国は民間人への人道支援などを呼びかけるにとどまった。また、イスラエルの代表や米政府高官は出席せず、会議は共同声明を出さずに終了した。

ヨルダンのアブドラ国王はイスラエルの攻撃に世界が沈黙していると非難し、ハマスとイスラエルの紛争を巡る公平なアプローチを求めた。

パレスチナ自治政府のアッバス議長はパレスチナ人が土地を追われたり、追い出されたりすることに反発を示し「われわれは(土地を)離れない」と強調した。

フランスはガザへの人道回廊設定を呼びかけ、英国とドイツはイスラエル軍に自制を促した。イタリアは事態のエスカレートを避けることが重要だと述べた。

米国から参加した駐エジプト臨時代理大使は会議で公には発言しなかった。

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