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米が安保理決議案、イスラエルの自衛支持 イランに武器供与停止要求

ロイター / 2023年10月22日 16時25分

 米国は21日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの衝突を巡り、安全保障理事会決議案の草案を提示した。ニューヨークの国連本部んで16日撮影(2023年 ロイター/Andrew Kelly)

Michelle Nichols

[国連 21日 ロイター] - 米国は21日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの衝突を巡り、安全保障理事会決議案の草案を提示した。

イスラエルには自衛の権利があると明記し、イランにハマスなど「地域全体の平和と安全を脅かす武装組織やテロ集団」への武器輸出を停止するよう求める内容。

ロイターが確認した草案は、民間人の保護を求め、「テロ攻撃」に対応する国々は国際法を順守しなければならないとしているほか、ガザ地区への「継続的で十分かつ妨げのない」援助の提供を呼びかけている。

安保理は18日、ガザへの援助提供を可能にするため紛争の人道的な一時停止を求めたブラジルの決議案を採決したが、米国が拒否権を行使して否決された。

米国の草案は戦闘の一時停止や停戦を求めていない。一方で「(レバノンの親イラン組織)ヒズボラや他の武装組織に全ての攻撃の即時停止を要求する」ことを含め、ガザでの暴力が地域に波及したり拡大したりするのを阻止するよう全ての国に呼びかけている。

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