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スイス総選挙、第1党の右派が勢力拡大 移民抑制策に支持

ロイター / 2023年10月23日 8時18分

 スイスで10月22日に総選挙が実施され、国民議会(下院)で第1党の右派、国民党が議席を伸ばしたとみられる。2020年10月、ベルンで撮影(2023年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[チューリヒ 22日 ロイター] - スイスで22日に総選挙が実施され、国民議会(下院)で第1党の右派、国民党が議席を伸ばしたとみられる。移民問題への懸念の高まりを背景に、同党の掲げる移民抑制策が支持を得た。

現地テレビ局SRFの予測によると、国民党の得票率は29%と、2019年の前回選挙から3.4%ポイント上昇した。

これに基づくと、定数200の下院で8議席伸ばして61議席となる見通し。下院ではどの政党も過半数を占めていないが、右派の勢力が拡大する。

同党は、現在870万人の国内人口が1000万人を超えるのを阻止すると公約。

マルコ・キエーザ党首は「移民、不法移民、エネルギー供給の安全保障の問題がある」と指摘し、難民を巡る混乱が既に起きていると述べた。

第2党の社会民主党は得票率が前回から0.7%ポイント上昇して17.4%となり、1議席伸びて40議席になるとみられている。医療費増大が同党に有利に働いた。

一方、気候変動の注目度が移民問題ほど高まらなかったことから、環境政党の緑の党は6議席を失う見通し。

ただ、総選挙の結果は内閣に相当する「連邦会議」の構成を変えることはないとみられる。連邦会議を構成する7閣僚は主要4政党から選ばれる。

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