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原油先物横ばい、米在庫増とOPECプラス減産観測で

ロイター / 2023年11月22日 11時3分

アジア時間の原油先物はほぼ横ばいで推移。写真は、カザフスタンの原油掘削リグ。2023年11月13日に撮影。(2023年 ロイター/Turar Kazangapov)

Laura Sanicola

[22日 ロイター] - アジア時間の原油先物はほぼ横ばいで推移。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国で構成する「OPECプラス」による追加減産観測と、米原油在庫の大幅積み増しが材料視されている。

0004GMT(日本時間午前9時04分)時点で、北海ブレント先物は0.11ドル(0.1%)高の1バレル=82.56ドル、米WTI先物CLc1>は0.14ドル(0.2%)高の77.91ドル。

両先物は4週連続で下落。20日には、OPECプラスが26日の会合で追加減産を検討するとの見方から約2%上昇していた。

国際エネルギー機関(IEA)の石油市場部門責任者トリル・ボソニ氏は21日、ロイターに対し、OPECプラスが来年も減産を延長したとしても、2024年の世界石油市場は若干の供給過剰になるとの見通しを示した。

市場関係者によると、米石油協会(API)が発表した17日までの週の米原油在庫は約910万バレル増だった。ガソリン在庫は約179万バレル減少し、留出油在庫は約350万バレル減少した。

米政府の在庫統計は22日に発表される。

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