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ガザ海上搬送物資、国連が新たな輸送ルート 持ち去り受け

ロイター / 2024年5月22日 10時45分

米国がパレスチナ自治区ガザの海岸に先週設置した浮桟橋を使って搬入された支援物資の一部が輸送中にパレスチナ人の群衆に持ち去られたことを受け、国連は代替の輸送ルートを確立した。写真は、支援物資を運ぶトラックとともに歩くパレスチナ人の様子。2024年5月18日にガザ中央地区で撮影。(2024年 ロイター/Ramadan Abed)

Michelle Nichols Idrees Ali

[国連/ワシントン 21日 ロイター] - 米国がパレスチナ自治区ガザの海岸に先週設置した浮桟橋を使って搬入された支援物資の一部が輸送中にパレスチナ人の群衆に持ち去られたことを受け、国連は代替の輸送ルートを確立した。

搬入は17日に始まり、トラック10台分の支援物資がガザにある国連世界食糧計画(WFP)の倉庫に届いた。ただ、18日に届いたのはトラック5台分だけで、11台分はパレスチナ人の群衆がトラックを制止して持ち去った。

デュジャリック国連報道官は、トラックが支援物資の届いていない地域を走行していたため、群衆は「できる限りのものを持ち去った」と述べた。

WFPのアビール・エテファ広報官によると、さらなる持ち去りを防ぐために国連は新たな輸送ルートを確立。その間、桟橋からの輸送は停止された。デュジャリック氏によると、21日も停止が続いた。

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