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米、パレスチナ国家の一方的承認に否定的 直接交渉を支持

ロイター / 2024年5月23日 8時39分

バイデン米大統領は、パレスチナ国家は一方的な承認ではなく交渉を通じて実現されるべきだと考えていると、ホワイトハウスが22日に発表した。2023年11月撮影(2024年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 22日 ロイター] - サリバン米大統領補佐官は22日の記者会見で、アイルランド、スペイン、ノルウェーがパレスチナを国家として承認する方針を発表したことについて、承認するかは各国独自の判断だが、バイデン米大統領は当事者間の交渉を通じて実現されるべきだと考えていると述べた。

「バイデン大統領はイスラエルの安全保障を担保し、パレスチナ人の将来的な尊厳と安全を保証する2国家解決が、地域の全ての人々に長期的な安全と安定をもたらす最善の解決策だと考えている」と指摘。2国家解決は「一方的な承認ではなく、当事者間の直接交渉を通じて実現されるべきと強調してきた」とした。

3カ国の一方的な承認に失望感を示唆した格好。他国も追随する可能性を懸念しているかとの質問に答えた。パートナー国に米国の一貫した立場を伝達する考えも示した。

サリバン氏はまた、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ南部ラファで軍事作戦を実施していることについて、前週末の中東訪問でイスラエル側からラファでの民間人被害を最小限に抑える計画について説明があったと述べた。損害や死者が拡大するのか、限定的にとどまるかに関し、推移を見守る考えを示した。

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