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中国のヘッジファンド、規制強化で逆風強まる 一部で運営停止も

ロイター / 2024年7月22日 13時56分

中国のヘッジファンド業界は8月1日の規制強化を前に一段と強い圧力にさらされ、一部の運営会社がホワイトナイト(友好的な買収者)に新規の資本提供を求めたり、運営を停止したりする状況に追い込まれている。写真は北京の中国証券監督管理委員会で2月8日に撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)

Samuel Shen Selena Li

[22日 ロイター] - 中国のヘッジファンド業界は8月1日の規制強化を前に一段と強い圧力にさらされ、一部の運営会社がホワイトナイト(友好的な買収者)に新規の資本提供を求めたり、運営を停止したりする状況に追い込まれている。

新たな規則では、ファンドの設立には最低1000万元(138万ドル)、運営には最低500万元の資産が必要になる。また、ライブストリーミングや他の公的なプラットフォームを通じた投資家への売り込みも禁止される。中国のヘッジファンド業界の規模は7150億ドル。

中国政府はヘッジファンド業界に対する監視強化の一環として、既に今年から高度な数学を使う「クオンツ」手法を用いるファンドの取り締まりを実施している。

南京市のファンドの創設者は資本調達のために持ち分の6.3%を売却すると明かした。「コンプライアンス(法令順守)規則が一段と厳しくなり、運営コストの負担がますます重くなっている。小規模な資産運営会社は苦闘している」という。事業を維持するために新しいパートナーを探している。

中国証券投資基金業協会(AMAC)のデータによると、中国では年初から国内8000強のファンドのうち300近くが運営を停止した。背景には株式市場の低迷や経済の不振、消費者心理の悪化があり、規制強化が最後の決定的な一撃になった。

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