トランプ氏銃撃「重大な作戦上の失敗」、警護隊長官が落ち度認める
ロイター / 2024年7月23日 0時17分
米シークレットサービス(大統領警護隊)のチートル長官(写真)は22日、今月13日に起きたトランプ前大統領を狙った銃撃事件について議会で証言し、警備に落ち度があったと認めた。(2024年 ロイター/Kevin Mohatt)
David Morgan
[ワシントン 22日 ロイター] - 米シークレットサービス(大統領警護隊)のチートル長官は22日、今月13日に起きたトランプ前大統領を狙った銃撃事件について議会で証言し、警備に落ち度があったと認めた。
チートル氏は下院監視委員会での証言で「7月13日に発生したトランプ前大統領に対する暗殺未遂事件は、シークレット・サービスにとってここ数十年で最も重大な作戦上の失敗だった」とし、「われわれは失敗した。シークレットサービスの長官として、いかなるセキュリティー上の不備についても全責任を負う」と述べた。
シークレットサービスがトランプ氏の警護に十分な資源を投入しなかったという共和党の主張に対しては、トランプ氏の警備は銃撃事件の前から強化されていたと言及。「われわれの任務は政治的なものではない。生と死に関するものだ」と語った。
チートル長官に対しては、共和党のジョンソン下院議長のほか、共和党上院トップのミッチ・マコネル院内総務らが辞任を要求。ジョンソン議長は下院の調査を進めるため、超党派の特別委員会を立ち上げる。
この日の公聴会はトランプ氏銃撃事件に関する1回目のもので、24日には米連邦捜査局(FBI)のレイ長官が下院司法委員会の公聴会に出席する。
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