カナダ鉄道貨物輸送停止へ、2社の労使交渉決裂

　８月２２日　カナダの鉄道会社、カナディアン・ナショナル・レールウェイ（ＣＮ）とカナディアン・パシフィック・カンザスシティ（ＣＰＫＣ）は２２日、新労務協定を巡る労働組合との交渉が決裂したことを受け、従業員を職場から退出させる「ロックアウト」措置を発表した。写真は２０２２年３月、オンタリオ州で撮影（２０２４年　ロイター／Chris Helgren）

［２２日　ロイター］ - カナダの鉄道会社、カナディアン・ナショナル・レールウェイ（ＣＮ）とカナディアン・パシフィック・カンザスシティ（ＣＰＫＣ）は２２日、新労務協定を巡る労働組合との交渉が決裂したことを受け、従業員を職場から退出させる「ロックアウト」措置を発表した。同国で前例のない鉄道運行停止で、穀物、石炭、石油製品、自動車などの輸送が滞り、多大な経済的損失が予想される。

米鉄道会社ユニオン・パシフィックは運行が停止すれば、１日あたり２５００両相当の米国間の鉄道貨物輸送が止まると２０日に指摘。トルドー首相が労使双方に歩み寄りを呼びかけていた。