資産運用会社の利益率、28年にかけて一段と低下も=独zeb調査
ロイター / 2024年10月22日 9時25分
10月21日、投資家が上場投資信託(ETF)などの手数料が低い商品を選ぶ傾向が強まっているのを受け、資産運用会社の利益率が過去2年間低下しており、2028年にかけて一段と低下する可能性が高いことがドイツの金融戦略助言会社、zebコンサルティングの調査で分かった。写真はJPモルガンのロゴ。2022年6月、ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)
[チューリヒ 21日 ロイター] - 投資家が上場投資信託(ETF)などの手数料が低い商品を選ぶ傾向が強まっているのを受け、資産運用会社の利益率が過去2年間低下しており、2028年にかけて一段と低下する可能性が高いことがドイツの金融戦略助言会社、zebコンサルティングの調査で分かった。
調査は米ブラックロック、ステート・ストリート、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスなど世界の資産運用会社40社を対象とした。2023年の運用資産に対する利益率は0.082%となり、21年の0.101%、22年の0.094%から低下した。
調査の基本シナリオによると、運用資産に対する利益率は28年までに0.055%に低下する。最悪の場合には0.039%まで低下する低下する可能性もある。
一方、最良の場合には0.091%へ上昇する可能性もある。
調査の著者の1人であるzebのシニアコンサルタント、フレンク・ハメリウス氏は21日に「良かった時代は終わりを告げた」と述べた。
ここ数年間に金利が上昇したため投資家は株式ファンドから債券ファンドへ資金を移動させ、資産運用会社の利益率が低下した。調査対象企業の運用資産は過去5年間に平均で年率8.8%増加したが、営業利益は年率で0.7%しか増えなかった。
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