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米ルーシッド、株式公募で2026年までの運営資金を確保=CEO

ロイター / 2024年10月22日 13時56分

米新興電気自動車(EV)メーカー、ルーシッド・グループのピーター・ローリンソン最高経営責任者(CEO)は21日、先週発表した株式公募により、2026年までの企業運営に必要な資金が確保されるとの見解を示した。写真はルーシッドのSUV。米カリフォルニア州で23年撮影。F(2024年 ロイター/Abhirup Roy/File Photo)

David Shepardson

[デトロイト 21日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)メーカー、ルーシッド・グループのピーター・ローリンソン最高経営責任者(CEO)は21日、先週発表した株式公募により、2026年までの企業運営に必要な資金が確保されるとの見解を示した。

ローリンソン氏は「ロイター・ネクスト」会議の会場でインタビューに応じ、株式公募で調達した約17億5000万ドルの資金は、年内のSUV(スポーツタイプ多目的車)「グラビティ」の生産開始に備えるなど「会社の将来を長期的に支える役割を果たす」と語った。

ローリンソン氏は、今年実施したアリゾナ州工場の拡張やサウジアラビアでの新工場建設などで、同社には「5つの大きな現金の束」が必要だと述べた。その上で「グラビティを立ち上げ、サプライヤーに代金を支払い、生産に向け部品の在庫を積み増すなど、当社は現在、資本集約的な局面にある。また国際的な販売サービス網も構築している」と説明した。

同氏はEVを巡る動向について、需要の軟化は見られるが一時的なものであり、将来はなお明るいと指摘。プラグイン・ハイブリッド(PHEV)車は間違いで、2つのシステムのコストがかかり、最悪な選択肢との見方を示した。

ローリンソン氏は、同社は今年の出荷台数を前年比50%増と見込んでいると話した。

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