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仏サノフィ、消費者向け部門の株式売却でPE企業と独占交渉入り

ロイター / 2024年10月22日 14時19分

フランス製薬大手サノフィは21日、消費者向けヘルスケア部門オペラの株式50%を米国のプライベートエクイティ(PE)企業、クレイトン・デュビリエ&ライス(CD&R)に売却する方向で独占的な交渉に入ったと発表した。写真はサノフィのロゴ。フランス・コンピエーニュで17日撮影(2024年 ロイター/Sarah Meyssonnier)

Dominique Patton

[パリ 21日 ロイター] - フランス製薬大手サノフィは21日、消費者向けヘルスケア部門オペラの株式50%を米国のプライベートエクイティ(PE)企業、クレイトン・デュビリエ&ライス(CD&R)に売却する方向で独占的な交渉に入ったと発表した。

サノフィによると、フランスの公的投資銀行BPIフランスがオペラ株の2%程度を取得し、少数株主となる見込み。オペラの市場価値は約160億ユーロ(170億ドル)で、2024年のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)見通しの14倍。

オペラ売却の合意が近づいているとの報道をきっかけに、戦略的な事業が失われるとして政府内から反対の声が上がったほか、従業員がストを展開したり、同じくPE企業のPAIパートナーズがオペラ買収で新たな条件を提示したりと、さまざまな動きが起きていた。

政府筋は20日遅く、サノフィが政府に対して雇用の維持と国内での生産を約束し、株式売却の条件で合意に達したと明らかにしていた。

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