ASML、26年は「成長の年」とCEO 株価上昇
ロイター / 2024年10月22日 19時58分
オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLのクリストフ・フーケ最高経営責任者(CEO)は22日、同社にとって2026年は成長の年になるとの見通しを示した。本社で2018年撮影。(2024年 ロイター/Piroschka van de Wouw//File Photo)
[ロンドン 22日 ロイター] - オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLのクリストフ・フーケ最高経営責任者(CEO)は22日、同社にとって2026年は成長の年になるとの見通しを示した。
米政府が対中輸出規制をさらに推し進めるとの見方も示した。
ロンドンで開催されたブルームバーグ主催のテクノロジーカンファレンスで述べた。
同社は先週、25年の業績予想を下方修正し、市場に衝撃を与えた。
ASMLは25年の業績について、増収率は従来予測を下回るが、依然として増収になると予想している。
フーケ氏は「当社は26年が成長の年になるとも予想している。ただ、それを非常に正確な数値で示すのは時期尚早だ」と語った。
同社の株価は0851GMT(日本時間午後5時51分)現在、1.8%値上がりしている。
またフーケ氏は、米大統領選で誰が勝利しても同社の対中輸出への圧力は続くと予想。
「地政学的な情勢を見れば、米国が今後もさらなる規制で身内に圧力をかけ続けるのは明らかだ」と述べた。
同社の規制対象外の旧型装置は、ここ数四半期、中国販売比率が50%となっているが、将来的に20%に低下する見通しという。
フーケ氏は米国のさらなる対中規制について「本当に国家安全保障に関わることなのかというのが1つの論点になっている」とし、米中の経済競争に言及。
「また、規制はわれわれにとってプラスなのか、マイナスになのかという議論も出始めている。米国では多くの企業がそうした疑問を持ち始めている」と語った。
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