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NY外為市場=ドル2カ月半ぶり高値、利下げペース緩和観測にらみ

ロイター / 2024年10月23日 6時13分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが2カ月半ぶりの高値に上昇した。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが2カ月半ぶりの高値に上昇した。連邦準備制度理事会(FRB)が利下げペースを緩和するとの見方に加え、米大統領選をにらんだ投資家のポジション調整の動きを受けた。

一連の堅調な経済指標を受け、FRBによる利下げ幅やペースに対する期待が薄れたことから米債利回りが上昇。ドルは3週連続で上昇している。

CMEのフェドウオッチによると、FRBが11月の次回会合で25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施する確率は89.6%、据え置く確率は10.4%とみられている。1カ月前の時点では、市場では少なくとも25bpの利下げが実施されるとの見方が完全に織り込まれ、50bpの大幅利下げの確率も50.4%となっていた。

マッコーリー(ニューヨーク)のグローバル外為・金利ストラテジスト、ティエリー・ウィズマン氏は、「米国のデータが、特に他国と比べて好調でなかったとしたら、FRBと他の中央銀行の動きの間こうした乖離が生じることはなかっただろう」と述べた。

主要通貨に対するドル指数は0.12%高の104.08。一時、8月2日以来の高値となる104.10を付けた。同指数は前月比で約3.3%上昇し、2022年4月以来の高値で推移している。

英ポンドは0.04%安の1.2979ドル。

米大統領選も引き続き為替相場の動向を左右しており、共和党の大統領候補であるトランプ前大統領が返り咲いた場合、関税導入などインフレ高進につながる政策が実施される公算が大きいとの見方がここ数日高まっている。

ユーロは、0.15%安の1.0798ドル。この日は、欧州中央銀行(ECB)の政策当局者らが相次いで講演し、インフレ率が中央銀行の目標である2%を下回るリスクについて警告した。

ドルは対円で0.17%高の151.08円。一時、151.19円と7月31日以来の高値を付けた。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.49%安の6万7392.55ドル。

ドル/円 NY終値 151.06/151.09

始値 150.84

高値 151.19

安値 150.62

ユーロ/ドル NY終値 1.0797/1.0801

始値 1.0828

高値 1.0828

安値 1.0793

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