中国、二国間貿易推進へ米国と対話する用意ある=商務次官
ロイター / 2024年11月22日 14時17分
中国の王受文・商務次官は22日、相互尊重の原則に基づき、米国と積極的な対話を行い、二国間の経済貿易関係の発展を促進する用意があると述べた。資料写真、2023年3月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)
[北京 22日 ロイター] - 中国の王受文・商務次官は22日、相互尊重の原則に基づき、米国と積極的な対話を行い、二国間の経済貿易関係の発展を促進する用意があると述べた。
王氏は北京での記者会見で、トランプ次期米大統領が発動する可能性のある関税の影響について問われると、中国は外部からのショックの影響を「解決し、抵抗する」ことができると回答。
「中国と米国は経済貿易関係において、安定的で健全かつ持続可能な発展傾向を維持できると信じている」と語った。
また、中国は米国との協力分野を拡大し、米国との相違点を乗り越えていくことに意欲的だと述べた。
トランプ氏が全ての中国製品に60%を超える関税を課すと表明したことで、中国の製造業者は動揺し、東南アジアやその他地域への工場移転が加速している。
トランプ氏の大統領就任に伴う貿易の混乱は人民元にも影響をもたらすだろう。
中国人民銀行(中央銀行)当局者のLiu Ye氏は同じ記者会見で、「元の為替レートは合理的でバランスの取れた水準で基本的に安定したまま推移するというのが人民銀の基本的な判断だ」と説明。
人民銀は「元の柔軟性を維持する一方、市場が一方的な見方を形成するのを防ぐため、期待に関するガイダンスを強化する」とし、為替レートが過剰に変動するリスクを断固として阻止し、元を合理的でバランスの取れた水準に安定させるだろうと語った。
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