1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

COP29議長国、年間2500億ドルの先進国拠出を提案

ロイター / 2024年11月23日 1時54分

第29回国連気候変動枠組み条約締約国会議の議長国は、発展途上国向けの気候変動対策の資金支援に関し、2035年までに年間2500億ドルを拠出するとの目標を提案した。22日、バクーで撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

[バクー 22日 ロイター] - アゼルバイジャンで開かれている第29回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP29)の議長国は22日、発展途上国向けの気候変動対策の資金支援に関し、先進国が中心となり2035年までに年間2500億ドルを拠出するとの目標を提案した。

会議は22日に終了予定だが、COPの会合ではこれまで期間が延長された例が多い。

協議では、費用負担が重くなる先進国と、さらなる資金確保を求める途上国との間で意見の対立が目立っている。

パナマの気候変動担当特別代表は、提示額は低すぎると反発。一方、欧州の交渉官は「額が高すぎるし、資金拠出国がほとんど増えていない」と批判した。

資金を拠出するのは、欧州連合(EU)、オーストラリア、米国、英国、日本、カナダ、ニュージーランドなど。議長国提案では、途上国にも自主的な拠出を求めており、この資金支援に参加しても国連における「途上国」としての地位に影響がないとも強調した。

提案では、35年までに官民の合計で対策資金として年間1兆3000億ドルを調達する目標も設定した。交渉担当者らには、政府目標と民間目標を巡る隔たりを埋めるのは難しいとの見方もある。

議長国は声明で「いくつか残っている重要な課題を調整してまとめるために、さらに各国と協議する」と述べた。現地入りしている国連のグテレス事務総長は、合意に向けて強力に推進することを求め、「失敗は選択肢にない」と強調した。

トランプ次期米大統領は気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」からの離脱を公約しており、米国の役割が不透明となっていることも交渉に影を落とした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください