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ANAとJAL、GW予約は過去最低 国内・国際9割減

ロイター / 2020年4月22日 23時8分

ANAホールディングス傘下の全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)など航空各社が22日、ゴールデンウィーク期間の予約数を発表した。羽田空港で2013年8月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 22日 ロイター] - ANAホールディングス<9202.T>傘下の全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)<9201.T>など航空各社が22日、ゴールデンウィーク(GW)期間(4月29日ー5月6日)の予約数を発表した。新型コロナウイルスの影響で国内・国際線の予約数は軒並み9割減と厳しく、同期間として過去最低となる。

GW期間は本来なら、航空各社にとって夏休みなどと並ぶ書き入れ時で、需要減は各社の業績に大きな痛手となる。例年なら海外に出かける旅客需要が旺盛だが、感染拡大を防ぐため、海外では入国が制限され、国内も政府が「緊急事態宣言」を発令し、帰省でさえ自粛するよう国民に求めている。前年が改元に伴う10連休で旅行者数が大幅増だったことの反動もある。

予約数は、ANAの国内線が前年の同期間と比べ約89.1%減で、国際線は同約96.1%減。国内線・国際線とも、同社が1989年にGW期間の予約数の集計を開始して以来、最低を記録した。JALの予約数も国内線が87.3%減、国際線が約97.6%減で、同社にとっても歴史的な低水準になっている。

需要急減を受け、JALは5月1日から6日まで国内線で62%、5月全体の国際線では9割超の減便を決めている。ANAは23日にGW期間中の国内線の運休・減便を発表する予定で、国際線は4月25日から5月15日までの間で約90%減便する。

神戸・羽田空港が拠点のスカイマーク、関西国際空港を拠点とするピーチ・アビエーション、北九州空港を拠点とするスターフライヤー、宮崎空港に本社を置くソラシドエアなど他社の国内線予約も軒並み9割ほど落ち込んでいる。

(白木真紀、新田裕貴)

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