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米AT&T、第1四半期売上高が予想下回る 新型コロナ重し

ロイター / 2020年4月22日 23時26分

米通信大手AT&Tが22日発表した第1・四半期決算は、売上高が市場予想を下回った。ニューヨーク証券取引所で昨年9月撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

[22日 ロイター] - 米通信大手AT&T が22日発表した第1・四半期決算は、売上高が市場予想を下回った。月額料金を支払う携帯電話契約者数の伸びは堅調だったものの、新型コロナウイルスの影響が響いた。業績見通しも撤回した。

株価は序盤の取引で3%超上昇したが、その後伸び悩んでいる。

新型コロナのパンデミック(世界的大流行)により1株利益が0.05ドル減少。スポーツイベントの延期などにより広告収入が深刻な打撃を受けたほか、ワイヤレス機器の販売も減少し、売上高が6億ドル減少した。

一方、年内の見通しは不透明だが、フリーキャッシュフローは十分で、配当金の支払いや債務返済は可能との見方を示した。

また資金の流動性を高めるため、55億ドルの借り入れを実施。3月末時点の純債務残高は1543億ドルとなった。

新規の携帯電話契約者は第1・四半期に16万3000人の純増と、市場予想(9万0700人の純増)を上回った。もっとも第1・四半期は全国的な外出自粛期間が2週間のみにとどまり、第2・四半期は損益面で最も厳しい四半期になるとした。

40%超の小売店舗が閉鎖されているが、後払い携帯電話契約者の解約率は0.86%と、前年の1.07%から改善した。

新型コロナのパンデミックによる利払い・税・償却前利益(EBITDA)への影響額は4億3500万ドルとした。

衛星放送「ディレクTV」などの契約者数は89万7000人減少。新型コロナ危機の中、インターネット経由での動画配信サービスに切り替える利用者が増加した。

パンデミックの影響が大きいワーナーメディアの売上高は74億ドルと前年同期の84億ドルから減少。AT&Tは5月27日に動画配信サービス「HBOマックス」を開始する。

総売上高は428億ドル。リフィニティブの市場予想は442億ドルだった。

一時項目を除く1株利益は0.84ドルで、市場予想の0.85ドルを下回った。

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