EU再建策合意で銀行の統合・再編進む、同盟の足掛かりに=サンタンデール銀会長
ロイター / 2020年7月22日 11時42分
7月22日、スペイン・サンタンデール銀行のボティン会長(写真)は21日、ロイターとのビデオ会議システムによるインタビューに応じ、欧州連合(EU)首脳会議で新型コロナウイルス危機からの再建策が合意に至ったことについて、欧州内の国境を超えた統合・再編を促進し、欧州の「銀行同盟」構想の完成につながるとの見方を示した。写真はスペインで1月撮影(2020年 ロイター/Susana Vera)
[マドリード 21日 ロイター] - スペイン・サンタンデール銀行
ボティン会長は「(再建策の)合意は、銀行同盟や国境を超えた統合の機会と可能性が大幅に高まったことを意味する」と語り、「変化が求められるが、(EUの再建策合意前の)昨日に比べ、今はこうした変化が実現する可能性が格段に高い」と強調。「銀行同盟に向けたしっかりとした足掛かりになる」とも述べた。
この発言は、欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁に同調した形。デギンドス氏は20日に銀行には数週間あるいは数カ月内に国内や国境を越えた統合・再編に向けた取り組むよう期待すると述べていた。
統合や再編は、ユーロ圏の銀行が規模拡大に向けて不可避だとみられている。ただ、評価の低さや国家間の法的枠組みの違いが障害となってきた。
ユーロ圏の銀行は収益率が低い上、域内のリセッション(景気後退)で業績見通しが一段と悪化する見込み。感染拡大の影響で積み上がっている貸倒引当金も一因だ。
ボティン会長は「時が来たと考えている。欧州の銀行は規模が必要だ」とする一方、現時点でサンタンデールは再編の動きに加わることに関心はないと指摘。「現時点ではだめだし、現行の規則でもだめだ。(ただ)規則が変われば、分からない」と話した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1日本株の「長期上昇インフレ相場」は終わらない 次に来るのは「急落後の反発」か「弱気相場」か
東洋経済オンライン / 2024年8月5日 10時30分
-
2東証続落、一時4600円超安 ブラックマンデー超え史上最大
共同通信 / 2024年8月5日 14時45分
-
3日経平均終値4451円安、ブラックマンデー超え過去最大の下落幅
読売新聞 / 2024年8月5日 15時10分
-
4ホンダ、コンパクトカー「フィット」リニューアル 「本当にデザインが良いよなぁ」SNS期待の声
J-CASTニュース / 2024年8月5日 7時10分
-
5株安・円高に歯止めかからず、マネーが逆回転 米景気後退に現実味
ロイター / 2024年8月5日 14時6分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)