農薬大手シンジェンダ、上海IPO視野に中国金融機関が助言
ロイター / 2021年6月22日 10時38分
スイスの農薬大手シンジェンタ・グループは21日、上海証券取引所の科創板(スター・マーケット)での新規株式公開(IPO)を視野に、金融機関に「指導」を受けるプロセスを開始したと発表した。上場時期が目標とする2022年6月から前倒しされる可能性がある。写真はスイスのバーゼルにある同社施設。2020年1月30日に撮影。(2021年 ロイター/Arnd Wiegmann)
[上海 21日 ロイター] - スイスの農薬大手シンジェンタ・グループは21日、上海証券取引所の科創板(スター・マーケット)での新規株式公開(IPO)を視野に、金融機関に「指導」を受けるプロセスを開始したと発表した。上場時期が目標とする2022年6月から前倒しされる可能性がある。
シンジェンタは中国の国有化学大手、中国化工集団(ケムチャイナ)の傘下企業。同社によると、助言を行っているのは中国国際金融(CICC)、中国銀行傘下の中銀国際と中信証券。金融機関が企業幹部にIPOに関する指導を行うのは中国特有の手続き。
関係筋によると、IPOでは債務を含む企業評価額が約600億ドル、債務を含まない場合は500億ドルになる見通し。
シンジェンタの広報担当者は、同社はIPOを2022年上半期に完了する計画だが、当局に提出した指導プロセスに関する報告書は時期が早まる可能性を示していると説明した。
同社は実際の上場申請は正式な書類の提出が必要で、上場には当局の承認が必要になると説明した。
中国の証券監督管理委員会(証監会)は21日に同社の報告書をウェブサイトに掲載した。
ケムチャイナは2017年にシンジェンタを買収し、昨年にイスラエルのアダマ、国内同業の中国中化集団(シノケム)の肥料・種子事業と統合した。
中国当局は3月、かねてから計画されていたケムチャイナとシノケムの合併を承認した。
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