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韓国中銀、予想通り金利据え置き 9会合連続

ロイター / 2024年2月22日 11時27分

 2月22日、韓国銀行(中央銀行)は、政策金利を15年ぶり高水準の3.50%に据え置いた。写真は韓国銀行。ソウルで2017年11月撮影(2024 ロイター/Kim Hong-Ji)

Cynthia Kim Jihoon Lee

[ソウル 22日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は22日、政策金利を15年ぶり高水準の3.50%に据え置いた。景気減速を背景にインフレ鈍化の兆しが出ている。据え置きは9会合連続。

ロイターが実施したアナリスト調査では38人全員が据え置きを予想していた。

中銀は今年の経済成長率予測を2.1%、インフレ率予測を2.6%にそれぞれ据え置いた。

李昌ヨン総裁は0210GMT(日本時間午前11時10分)ごろから会見を開く予定で、政策転換の時期に関する発言に注目が集まる。

韓国経済は計300ベーシスポイント(bp)の利上げを受けて成長が低迷している。輸出が改善を続ける一方、借り入れコスト上昇で建設投資が打撃を受けた。

李総裁は先月、インフレが高止まりする中で今後半年間に利下げする可能性はほとんどないとの認識を示し、市場の早期利下げ観測をけん制した。

その後発表された1月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比2.8%で6カ月ぶり低水準となった。中銀が目標とする2%は依然上回ったものの、3カ月連続で鈍化した。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ガレス・レザー氏は金利発表後のリポートで「インフレが鈍化し、成長率が伸び悩む見通しの中、利下げはそう遠くないだろう」と指摘。「インフレを巡る懸念緩和を背景に、中銀は今後よりハト派的なトーンを打ち出すとみられる」と述べた。

アナリストのコンセンサス予想では、利下げ開始は今年第3・四半期になる見通しだが、米連邦準備理事会(FRB)の緩和開始時期に大きく左右されるとみられている。

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