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NZ第4四半期CPI、前年比+2.2% 2期連続で中銀目標内

ロイター / 2025年1月22日 9時19分

Lucy Craymer

[ウェリントン 22日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が22日発表した2024年第4・四半期の消費者物価指数(CPI)は前期比0.5%上昇し、市場予想と一致、第3・四半期の0.6%上昇から鈍化した。

前年比では2.2%上昇。市場予想は2.1%上昇、NZ準備銀行(中央銀行)の予想も2.1%上昇だった。2四半期連続で中銀の目標レンジである1─3%の範囲内となり、さらなる利下げの余地を残した。

中銀は非貿易財インフレ率の抑制にも成功しつつあり、第4・四半期は前年比4.5%と、前期の4.9%から低下した。

ANZのエコノミストは「中銀は合インフレ率が予想を若干上回ることは歓迎しないだろうが、非貿易財インフレ率がわずかに下振れており、2月の50ベーシスポイント(bp)の利下げは依然適切」とみている。

NZドルはCPI発表後ほとんど動きがなく0.5663米ドルとなっている。

中銀は昨年8月以降計125ベーシスポイント(bp)の利下げを実施。景気を下支えするため、来月も50bpの追加利下げを行うと予想されている。

ウエストパック銀行のシニアエコノミスト、サティシュ・ランチョッド氏は、インフレは今後1年間十分に抑制される見通しだが、不安定な世界情勢とNZドルの下落リスクを考慮するとリスクはすべて下振れするわけではないと指摘。

「インフレ率が持続的に2%近辺に留まるのであれば、今後1年間はこの点を注視する必要がある」と述べた。

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