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ECB利下げ支持、今後2会合で─蘭中銀総裁=ブルームバーグTV

ロイター / 2025年1月22日 17時16分

 1月22日、 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は22日、ECBが今後2回の理事会で利下げするという市場の予想を支持しつつ、トランプ米政権で新たな通商政策が見込まれる中、その先の道筋は一層不透明になっていると述べた。写真はフランクフルトのECB本部。2024年7月撮影(2025年 ロイター/Jana Rodenbusch)

[フランクフルト 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は22日、ECBが今後2回の理事会で利下げするという市場の予想を支持しつつ、トランプ米政権で新たな通商政策が見込まれる中、その先の道筋は一層不透明になっていると述べた。

ブルームバーグTVに対し、「私は今後2回の会合に関する市場の予想にかなり満足している。その先についてコメントするのは時期尚早だと思う」と語った。

1月30日と3月6日の利下げに支持を示したとみられる。

同氏は「データは心強いもので、年内に目標水準に戻り、経済もようやく若干の回復が期待できるという大まかな見通しを裏付けている」と述べた。

ただ「(トランプ氏の貿易)政策が非常に多くの経路で世界経済や世界のインフレ見通しに影響を及ぼす可能性がある」とし「中・長期的に作用するリスク要因」に警告を発した。

短期金融市場は今年4回の追加利下げをほぼ完全に織り込んでる。

一部のECB当局者は政策金利が中立金利を下回る可能性を指摘しているが、クノット氏は「回復が進み、年半ばまでに目標に近づくとしても、刺激的なモードに踏み込む必要があるとはまだ思えない」と発言。「データがどこへ向かうべきかを教えてくれるだろう」と述べた。

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