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中国人民銀副総裁、新型コロナで国際的な政策協調の強化呼び掛け

ロイター / 2020年3月23日 10時10分

3月22日、中国人民銀行(中央銀行)の陳雨露・副総裁は、新型コロナウイルスの経済への影響に対処するため、国際的な政策協調の強化が必要との認識を示した。北京の人民銀前で2月撮影(2020年 ロイター/Jason Lee)

[北京 22日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の陳雨露・副総裁は22日、新型コロナウイルスの経済への影響に対処するため、国際的な政策協調の強化が必要との認識を示した。中国政府が取った政策措置については、効果が出ていると指摘した上で、さらなる対策を打ち出す余地があると強調した。

副総裁は記者会見で、人民銀の易綱総裁はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、国際通貨基金(IMF)、その他機関と意見交換したと述べた。

副総裁は「感染は世界的に急拡大している。すべての国が公衆衛生や通商、財政、金融面の政策における国際協調を強化することが急務」とし「われわれは国際的な協力体制に積極的に関与する」と述べた。

副総裁は、新型コロナが金融市場を動揺させる中、世界経済の下振れ圧力は高まっているが、中国経済は第2・四半期にはかなり上向くとの見通しを示した。

副総裁は「中国の金融市場はおおむね落ち着いており、市場の期待も相対的に安定している。政策余地も十分にある」と強調。人民銀は流動性を適度に潤沢な状態に維持し、マネーサプライM2と社会融資総量の伸びを名目国内総生産(GDP)伸び率と同程度に保つ一方、信用に関しては若干高い伸びを目指すとした。

人民元相場については、潤沢な外貨準備を背景に、足元は1ドル=7.0元前後で安定的に推移するとの見方を示した。

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