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ドイツ西部の郡で再びロックダウン、食肉工場の集団感染受け

ロイター / 2020年6月24日 2時50分

ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州のラシェット首相は、食肉工場で新型コロナウイルスの集団感染が確認されたギュータースロー郡と隣接するヴァーレンドルフ郡について、ロックダウンを再導入すると発表した。ギュータースロー郡で検査を受ける市民ら、22日撮影(2019年 ロイター/LEON KUEGELER)

[ベルリン 23日 ロイター] - ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州のラシェット首相は、食肉工場で新型コロナウイルスの集団感染が確認されたギュータースロー郡と隣接するヴァーレンドルフ郡について、ロックダウン(都市封鎖)を再導入すると発表した。封鎖は30日まで続く。

ギュータースロー郡の人口は約36万人。ドイツ国内で再びロックダウンが導入されるのはこれが初めてとなる。

ラシェット州首相は2郡のバーや博物館、ギャラリー、映画館、スポーツ施設、ジム、プールなどが閉鎖され、ピクニックやバーベキューは禁止されると説明した。

記者会見で「これは予防的な措置だ」とし「できるだけ早く解除したい」と述べた。

ギュータースロー郡の食肉工場では従業員1500人以上が新型コロナに感染。従業員の家族や工場に無関係の住民24人の感染も判明した。従業員の一部はヴァーレンドルフ郡に住んでいるという。

ラシェット氏は、来年に任期を迎えるメルケル首相の後継として最有力とみられ、感染再拡大は後継レースの打撃になる可能性がある。

*内容を追加しました。

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