英、7月4日から飲食店など営業再開 9月には学校も
ロイター / 2020年6月24日 7時44分
英国のジョンソン首相は23日、新型コロナウイルス感染拡大抑制策を緩和し、7月4日からレストラン、パブ、ホテルなどの営業再開を認めると発表した。ロンドンのパブで撮影(2020年 ロイター/TOBY MELVILLE)
[ロンドン 23日 ロイター] - 英国のジョンソン首相は23日、新型コロナウイルス感染拡大抑制策を緩和し、7月4日からレストラン、パブ、ホテルなどの営業再開を認めると発表した。
理容室や美容室などのほか、観光客に人気のテーマパークなども営業を再開する。ただ、ナイトクラブや室内ジム、水泳プールなどの再開はまだ先になる。
また、感染抑制のためのソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)について、これまで推奨していた「2メートル」を「1メートル・プラス(one metre-plus)」に変更。「プラス」の意味については、マスク着用や防護スクリーンの利用などを示すと説明した。
今回の緩和で同居家族以外の人といかなる状況下でも会えるようになるほか、9月の学校再開にも道が開ける。
ジョンソン首相は、新規感染が減少し、感染拡大第2波の恐れも現時点では大きくないことから、経済活動を再開させ、英国民の生活を正常に近づけたいと表明。「長かった冬眠は終わりに近づいている」と述べた。
ただ国民に対し責任を持って行動するよう呼び掛け、感染第2波が発生すれば、ロックダウン(都市封鎖)などの措置が再導入されると警告した。
英国は新型ウイルス感染拡大で最も深刻な影響を受けた国の1つだが、新規感染件数はこのところ減少。感染による1日の死者数は4月に9日連続で1000人を超えたが、医療保健当局によると、22日の感染による死者数は15人と3月中旬以降で最少となった。
一方、医療当局トップは、症状が出た場合には当局に報告し、自主隔離が指示されたら従うことが必要だとし、ウイルスを完全に封じ込めてはおらず、現行規制は来年に入っても継続される可能性が高いとの見方を示した。
また、政府の専門家は、国内死亡率は平均水準に戻りつつあるが、海外では依然感染が広がっているとし、引き続き警戒するよう呼びかけた。
*内容を追加しました。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1トランプ氏が鑑賞していた「花火」も中国製だった 最大の輸出先はアメリカなのに…“追加関税発動”で中国・花火の街からも不安の声
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月5日 16時46分
-
2「南モンゴルのマンデラ」緊急搬送「注視を」楊海英氏、中国の軟禁下もノーベル平和賞候補
産経ニュース / 2025年2月5日 14時30分
-
3ロシア、トランプ氏の発言歓迎 ウクライナのNATO加盟巡り
ロイター / 2025年2月5日 19時27分
-
4トランプ氏の「ガザ所有」は国際法違反の可能性…ジュネーブ条約で強制移住を禁止
読売新聞 / 2025年2月5日 20時48分
-
5トランプ氏の放水命令で数十億リットルの水が無駄に 専門家
AFPBB News / 2025年2月5日 12時32分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください