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ユーロ上昇、米中合意の継続確認で豪ドルなど堅調=NY市場

ロイター / 2020年6月24日 6時18分

ニューヨーク外為市場では、欧州の底堅い経済指標を手掛かりにユーロが1週間ぶり水準に上昇した。キエフで9日撮影(2019年 ロイター/VALENTYN OGIRENKO)

[ニューヨーク 23日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、欧州の底堅い経済指標を手掛かりにユーロが1週間ぶり水準に上昇した。また米中通商合意の継続が確認され、豪ドルなど高リスク通貨も堅調だった。

IHSマークイットが発表した6月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.5となり、5月の31.9から上昇した。4月は過去最低の13.6だった。

UBS(ニューヨーク)のFXマクロストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は「ユーロ圏PMIは、市場予想を上回るペースで成長が回復していることを示すもので心強い」と述べた。

米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は23日、米中通商合意は無傷であるばかりか、数々の分野で建設的に前進しているという考えを示した。

ナバロ大統領補佐官は22日、中国との通商合意は「終わった」と発言。その後、自身の発言は文脈を無視して報じられたもので、米中通商合意は続いていると述べるなど釈明に追われた。トランプ大統領も22日、中国との通商合意は全くの無傷だと確認した。

一連の発言を受け、ドルは前日の海外市場で上下に振れる展開となった。MUFGの通貨アナリスト、リー・ハーマン氏は「為替市場が通商政策の不確実性に引き続き敏感になっていることがうかがえる」とした上で、通商政策が今後もボラティリティー上昇のきっかけになり得るとの考えを示した。

ユーロ/ドル は0.46%高の1.1310ドル。一時1.1337ドルと6月16日以来の高値を付けた。

豪ドル は0.42%高の0.6934ドル。一時0.6973ドルと6月16日以来の高値を付けた。

ドル/円 は0.37%安の106.4700円。一時106.06円と5月7日以来の安値を付けた。

経済指標では、6月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が46.8と、5カ月連続で景気拡大・縮小の節目となる50を下回ったものの、5月の37.0からは改善した。5月の新築一戸建て住宅販売戸数は、年率換算で前月比16.6%増の67万6000戸となり、ロイターがまとめたエコノミスト予想を上回った。

ドル/円 NY終値 106.51/106.54

始値 107.05

高値 107.07

安値 106.08

ユーロ/ドル NY終値 1.1306/1.1310

始値 1.1292

高値 1.1348

安値 1.1286

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