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エヌビディアへのアーム売却、演算能力向上をけん引へ=孫正義氏

ロイター / 2020年10月23日 9時6分

10月22日、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(写真)は、英半導体設計大手アーム・ホールディングスを米半導体大手エヌビディアに売却する計画について、演算能力の向上をけん引することになるとの見方を示した。都内で2018年11月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京/ドバイ 22日 ロイター] - ソフトバンクグループ<9984.T>の孫正義会長兼社長は22日、英半導体設計大手アーム・ホールディングスを米半導体大手エヌビディア に売却する計画について、演算能力の向上をけん引することになるとの見方を示した。

サウジアラビア主催の人工知能(AI)に関するバーチャルイベントで語った。AIが社会の大転換をもたらすとの認識も改めて示した。9月にアーム全株式を最大400億ドルで売却すると発表して以来、初めて公の場でコメントした。

アーム売却を巡っては、半導体業界での中立的なサプライヤーとしての立場が脅かされるとの懸念がある。

孫氏は来週、ソフトバンクグループの法人顧客およびサプライヤー向けイベント「ソフトバンクワールド」でエヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)と話す予定。

孫氏は22日、「私はリスクテイカーだ」と語った。

ソフトバンクグループの「ビジョン・ファンド」の運営を担うソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズのラジーブ・ミスラCEOは同じイベントで、電子商取引企業は過去6─8カ月間で、その前の4年間の合計よりも大きな市場シェアを獲得したと指摘。

また、「新型コロナウイルスはAIの加速を一段と強めた」と述べ、ビジョン・ファンドの1号と2号が投資した105社においてAIが事業の中核になっていると続けた。

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