英総合ＰＭＩ、11月速報は47.4 サービス部門が落ち込む

　ＩＨＳマークイット／ＣＩＰＳが発表した英国の１０月の総合購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値は４７．４で、５カ月ぶり低水準だった。マンチェスターで７月撮影（２０２０年　ロイター／Phil Noble）

［ロンドン　２３日　ロイター］ - ＩＨＳマークイット／ＣＩＰＳが発表した英国の１０月の総合購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値は４７．４で、５カ月ぶり低水準だった。１０月は５２．１だった。

好不況の分かれ目となる５０を下回るのは６月以来。ロイター調査の予想４２．５は上回った。

ジョンソン首相は新型コロナウイルス対策でイングランドに４週間の行動規制を導入した。影響は感染第１波時ほど深刻ではなくとも、第４・四半期の英経済はマイナス成長との見方が広がっている。

サービス部門ＰＭＩは１０月の５１．４から４５．８に低下。

一方、製造業ＰＭＩは５５．２で２０１８年以来の高水準。製造業者は総じて新型コロナ対策規制の影響を受けていない。

ＪＰモルガン・アセット・マネジメントのストラテジスト、ヒュー・ギンバー氏は「製造業は引き続き健全なペースで回復しているが、新たなロックダウン（都市封鎖）措置がサービス業の初期段階の回復にブレーキをかけている」と述べた。

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