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コロナ禍、低所得層中心に長期的な影響=ハルデーン英中銀理事

ロイター / 2020年11月24日 0時13分

イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ハルデーン理事は23日、新型コロナウイルス感染拡大による危機で債務と失業が高止まりするほか、低所得層を中心に教育機会の逸失や精神保健面での問題が発生する恐れがあり、影響は長期に及ぶと警告した。サウスロンドンの食料配給所で14日撮影(2020年 ロイター/HENRY NICHOLLS)

[ロンドン 23日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ハルデーン理事は23日、新型コロナウイルス感染拡大による危機で債務と失業が高止まりするほか、低所得層を中心に教育機会の逸失や精神保健面での問題が発生する恐れがあり、影響は長期に及ぶと警告した。

ハルデーン氏は「最近のワクチン開発を巡るニュースで希望がもたらされた」と指摘。ただ「ワクチンが実用化されても、低所得層や最も恵まれない人々を中心に長期的な傷跡が残る」と述べた。

コロナ禍で英経済は約25%縮小。ただハルデーン理事は、この約3分の2は回復したとの見方を示し、これまでのリセッション(景気後退)より速いペースの回復を期待していると語った。

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