英、12月初めに再ロックダウン終了 地域ごとの制限措置に移行
ロイター / 2020年11月24日 3時31分
ジョンソン英首相は23日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて再導入したロックダウン(都市封鎖)を終了させ、感染率が低い地域で経済を再開させる従来の措置に12月2日から戻る方針を発表した。ロンドンで23日撮影(2020年 ロイター/HENRY NICHOLLS)
[ロンドン 23日 ロイター] - ジョンソン英首相は23日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて再導入したロックダウン(都市封鎖)を終了させ、感染率が低い地域で経済を再開させる従来の措置に12月2日から戻る方針を発表した。
英政府は今月5日からロックダウンを再導入したが、ジョンソン首相は感染率が低下したとして、計画通り措置を緩和すると説明した。
ロックダウンを巡っては、与党の保守党議員の多くが経済への打撃になるとして新たな規制に反対する姿勢を示し、ジョンソン氏は圧力を受けていた。
ジョンソン氏は議会に対し「地域ごとに段階を設けるアプローチに戻る」とし、こうした措置が3月末まで続くと指摘した。議会は来週、新たな措置について採決する。
この措置は警戒レベルを3段階に分けるもので、「非常に高い」地域ではバーやカフェ、レストランが持ち帰りを除き営業ができないほか、他の家族と屋外の公共施設以外では交流できないため、一部に批判の声もある。
一方、欧州各国ではコロナ禍でのクリスマスを控え、抱擁を避けるほか、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)に留意するよう求めている。
ベルギーでは感染第2波が横ばいになり始める中、国民的行事である12月6日の「聖二コラの日」に合わせ、デクロー首相が社会的距離の確保や手洗い、マスク着用を呼び掛けた。
イタリアでも先週、コンテ首相が「大規模なパーティー、キス、抱擁はできなくなる」と警告した。
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