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FRB、23年後半まで実質ゼロ金利維持へ=シカゴ連銀総裁

ロイター / 2020年11月24日 6時40分

米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は23日、米経済が新型コロナウイルス危機から回復するにはまだ「かなり長い道のり」があるとし、連邦準備理事会(FRB)は少なくとも2023年後半まで現行のゼロ近辺の金利水準を維持するだろうと述べた。ワシントンのFRB本部で2018年7月撮影(2020年 ロイター/LEAH MILLIS)

[23日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は23日、米経済が新型コロナウイルス危機から回復するにはまだ「かなり長い道のり」があるとし、連邦準備理事会(FRB)は少なくとも2023年後半まで現行のゼロ近辺の金利水準を維持するだろうと述べた。

エバンズ総裁は「経済が来年回復し、ウイルスに打ち勝ち、非常に効果的なワクチンが迅速かつ全体に展開されれば、状況ははるかに好転するだろう」と指摘。ただ、インフレ率が2%に達するのは22年後半か23年になるとみられるため、「われわれは23年より前の利上げを見込んでいない。個人的な意見では(利上げは)おそらく23年後半か、24年になるだろう」と語った。

一方で、税収減に苦しむ州や地方自治体、再就職先が見つからない失業者などへの連邦政府の支援があれば、経済回復が加速すると言及。「財政支援策が少しでもあれば、現在の状況から多くの不確実性を取り除くことができるだろう」とした。

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