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原油先物は下落、米在庫増やトランプ氏のコロナ対策修正要求で

ロイター / 2020年12月23日 11時50分

 12月23日 アジア時間の原油先物は下落。業界統計で先週の米原油在庫が予想外に増加したほか、トランプ米大統領がようやく議会を通過した新型コロナウイルス追加経済対策について修正を求め、現行のままでは署名しない意向を示したことが売りを呼んだ。写真は5月18日、テキサス州カーンズ郡で撮影(2020年 ロイター/Jennifer Hiller)

[メルボルン 23日 ロイター] - アジア時間23日の原油先物は下落。業界統計で先週の米原油在庫が予想外に増加したほか、トランプ米大統領がようやく議会を通過した新型コロナウイルス追加経済対策について修正を求め、現行のままでは署名しない意向を示したことが売りを呼んだ。

0142GMT(日本時間午前10時42分)時点で、米WTI原油先物は0.46ドル(1%)安の1バレル=46.56ドル。北海ブレント先物は0.46ドル(0.9%)安の49.62ドル。

WTI、ブレントともに22日は2%近く下げた。

米石油協会(API)が発表した18日までの週の米在庫統計によると、原油在庫が270万バレル増えた。アナリストは320万バレルの減少を予想していた。

アクシのチーフ・マーケット・ストラテジスト、スティーブン・イネス氏はリポートで原油在庫のさらなる増加で市場は「傷に塩を塗り込まれた」と指摘。

一方、トランプ大統領は、議会が21日に可決した新型コロナウイルス追加経済対策について、国民への直接給付金の引き上げや無駄な支出の排除などの修正を求めた。

米国のコロナ感染者の累計は1800万人を突破。ロイターの集計によると、感染者は過去6日に100万人増えた。米国民はクリスマスの旅行を自粛するよう勧告されており、燃料需要をさらに下押しするとみられる。

イネス氏は「米国がロックダウン(都市封鎖)の深みに近い状況に戻るならば、少なくとも今後4─8週間は原油相場上昇の可能性が消滅するだけでなく、大きな価値の消失を招きかねない」と述べた。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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