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ドル下落、英EU合意観測でリスク選好回復=NY市場

ロイター / 2020年12月24日 7時40分

 12月23日、ニューヨーク外為市場では、ドルが4日ぶりに下落した。2017年4月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 23日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが4日ぶりに下落した。英国と欧州連合(EU)が通商交渉で近く合意するとの観測からリスク選好が回復。英ポンドとユーロが上昇したほか、オーストリアドル、ニュージーランドドル、カナダドルなどにも買いが入った。

EUを離脱した英国が加盟国とほぼ同等に扱われる「移行期間」の終了期限を31日に控え、双方は将来の関係を巡る通商交渉を続けているが、EU外交筋はこの日、23日中にも合意に達する可能性があると述べた。

このほか英デイリー・メールの記者が、合意はすでに得られていると述べ、ジョンソン首相がこの日のうちに何らかの発表を行う可能性があるとの観測が出ている。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.1%安の90.39。

TDセキュリティーズのシニア外為ストラテジスト、マゼン・イッサ氏は、新型コロナウイルスワクチンの開発などを受け、不確実性に対するプレミアムは3月に比べ低下していると指摘。ロゼンバーグ・リサーチのチーフエコノミスト兼ストラテジスト、デビッド・ローゼンバーグ氏は「長期的にドルは下向きトレンドにある」と述べた。

この日発表の米経済指標はまちまちで、相場に大きな影響は及ばなかった。

ユーロは対ドルで0.2%高の1.2180ドル。今月に入り2年半ぶりの高値を付けている。

英ポンドは対ドルで一時1.35ドルを超える水準に上昇。終盤の取引では0.9%高の1.3482ドル。対ユーロでは0.8%高の90.33ペンス。

米国ではトランプ大統領が22日、議会が可決した新型コロナウイルス追加経済対策について、国民への直接給付金の引き上げや無駄な支出の排除などの修正を求め、署名を拒否。英EU協議の進展を巡る楽観的な見方が出ている市場にやや重しとなっている。

豪ドルは対米ドルで0.7%高。シドニーで新型ウイルス感染拡大が収束の兆しを見せていることも押し上げ要因となった。ニュージーランドドルも0.7%高。

ドル/円 NY終値 103.55/103.58

始値 103.41

高値 103.65

安値 103.40

ユーロ/ドル NY終値 1.2185/1.2189

始値 1.2190

高値 1.2220

安値 1.2161

(表はリフィニティブデータに基づいています)

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