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英中銀、金融緩和を維持 利上げの根拠は「強まったもよう」

ロイター / 2021年9月24日 0時16分

イングランド銀行(英中央銀行、写真)は23日開催した金融政策会合で、金利上昇の根拠が「強まったもよう」という見解を示した。2020年11月撮影(2021年 ロイター/John Sibley)

[ロンドン 23日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は23日開催した金融政策会合で、年末時点のインフレ率が4%を超え、目標の2%を大きく上回る見通しで、金利上昇の根拠が「強まったもよう」という見解を示した。

同時に、物価上昇は「一時的」との認識を示し、政策金利を過去最低の0.1%に、資産買い入れ枠を総額8950億ポンド(1兆2300億ドル)にそれぞれ据え置くと決定。金利据え置きは全会一致だったが、資産買い入れ枠維持については、ラムスデン副総裁とソーンダーズ委員の2人が国債買い入れ枠の縮小を主張した。

インフレ見通しについては、第4・四半期に「一時的」に4%を超えた後、最近の天然ガス高騰を背景に、2022年上期も4%を超える水準で推移するリスクがあるとの認識を示した。

また、供給の制約を反映し、第3・四半期の成長見通しは下方修正された。

会合後、金利先物が織り込む来年2月までの利上げ確率は90%と、会合前の60%から上昇した。

米シティとJPモルガンは英中銀による利上げ予測を前倒しした。シティは2月に0.25%へ、5月に0.5%への利上げが実施されると予想。 JPモルガンは1回目の利上げが22年第1・四半期、2回目は同第3・四半期と予想した。

一方、INGのエコノミスト、ジェームズ・スミス氏は「今冬に予想される英経済への向かい風を踏まえると、下期まで利上げが実施される公算は小さい」との見方を示した。

ポンドは対米ドルで上昇。英2年債利回りも9ベーシスポイント(bp)急上昇し、昨年3月以来の高水準に達した。

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