中国・復星国際を沙鋼集団が提訴、南京南鋼巡る取り決め不履行で

　中国の複合企業、復星国際は４月２１日、江蘇沙鋼集団から提訴されたと明らかにした。両社が結んだ取り決めについて、復星側が履行していないと主張しているという。写真は復星のロゴ。香港で２０１５年５月撮影（２０２３年　ロイター／Bobby Yip）

［２１日　ロイター］ - 中国の複合企業、復星国際は２１日、江蘇沙鋼集団から提訴されたと明らかにした。両社が結んだ取り決めについて、復星側が履行していないと主張しているという。

復星国際は先月、保有する南京南鋼鋼鉄連合株６０％を、１３５億８０００万元（１９億８０００万ドル）で沙鋼集団に売却すると発表した。

これに関して沙鋼集団は、復星傘下の投資会社が南京南鋼に１１％出資するとの約束を果たしていないと申し立てた。

復星国際は、この訴訟はグループの事業運営には影響せず、今後適切に対応していくと述べた。

復星国際とグループ子会社は最近、出資企業の持ち分を相次いで縮小している。