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ドル早朝に150円台、悲観後退で米金利高 介入警戒続く

ロイター / 2023年10月23日 15時24分

 10月23日、午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場終盤から小幅高の149円後半で取引されている。2022年9月撮影(2023年 ロイター/Florence Lo)

Shinji Kitamura

[東京 23日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場終盤から小幅高の149円後半で取引されている。中東情勢の緊張緩和期待や中国景気の回復観測などを背景に米金利が上昇し、ドルは底堅い展開となった。

23日午前4時前の早朝取引で、ドルは一時150.14円まで上昇し、今月3日に付けた1年ぶり高値へ迫った。「イスラエルがパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻を週末に見送ったことでいったん緊迫感が後退した」(外銀アナリスト)といい、米10年債利回りが4.99%付近まで上昇したほか、英米の原油先物も軟化した。

減少の続いてきた韓国の輸出が、今月1─20日分で前年比4.6%増と、昨年9月以来1年1カ月ぶりにプラス圏へ転じたことも、中国などアジア景気の回復期待として話題となった。輸入は0.6%増だった。

しかし、150円台で介入警戒感が強まる展開は変わらず、ドルは149円後半へ反落して売買が交錯した。

米商品先物取引委員会(CFTC)がまとめた今月17日時点のIMM通貨先物非商業(投機)部門の取組状況によると、円の売りポジションは差し引きで10万枚超と前週から再び拡大。今夏につけた5年ぶり高水準へ近づいている。

市場では「円買い介入待ちのドル売りポジションが膨らんでおり、(ドル買い戻しの)手じまい売買も入りやすくなっている」(JPモルガン・チェース銀行市場調査本部長の佐々木融氏)との声が出ていた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 149.93/149.94 1.0575/1.0579 158.59/158.60

午前9時現在 149.88/149.89 1.0588/1.0592 158.72/158.73

NY午後5時 149.84/149.87 1.0594/1.0595 158.72/158.76

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