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日経平均は3日続落、10月6日以来の3万1000円割れ 売買代金3兆円下回る

ロイター / 2023年10月23日 15時48分

 10月23日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比259円81銭安の3万0999円55銭と、3日続落して取引を終えた。写真は2020年10月、東証で撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

[東京 23日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比259円81銭安の3万0999円55銭と、3日続落して取引を終えた。終値で3万1000円を下回るのは10月6日以来。軟調だった前週末の米株市場の流れを引き継いだほか、米長期金利の動向や中東情勢など外部環境の不透明感、アジア株のさえない動きも相場の重しとなった。東証プライム市場の売買代金は8月29日以来、約2カ月ぶりに3兆円を割り込んだ。

日経平均は前営業日比107円安で寄り付いた後、後場に心理的節目の3万1000円を下回り、285円安の3万0974円26銭で安値をつけた。その後は値を戻したものの、大引けで再び3万1000円割れとなった。この日の高値と安値を差し引いた値幅は約200円となり、値動きの少ない相場展開となった。

TOPIXは0.75%安の2238.81ポイント。東証プライム市場指数は前営業日比0.75%安の1152.18ポイントだった。プライム市場の売買代金は2兆8792億0100万円だった。東証33業種では、値下がりは石油・石炭製品、鉱業、鉄鋼、卸売、機械などの30業種。値上がりは医薬品、水産・農林業、食料品の3業種にとどまった。

物色動向としては、半導体や電子部品などハイテク銘柄が売られ、医薬品株などの内需株が買われる動きがみられた。前週末の米国株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合が1%超安となったことが材料視された。

みずほ証券の中村克彦マーケットストラテジストは「海外勢が少ない週初の相場で株価が下落しており、弱気サインを示している」とコメント。米長期金利の高止まりで、米ハイテク株は週内にも一段安になる可能性があり、先行きが不安視されているという。

主力株では、ファーストリテイリング、アドバンテスト、ソフトバンクグループが軟調。トヨタ自動車も売られた。時価総額上位銘柄や日経平均の指数寄与度の高い銘柄は総じてさえなかった。半面、第一三共、アステラス製薬、アステラス製薬は買われた。

新興株式市場は、マザーズ総合が3.33%安の635.4ポイントと、4日続落し、2022年6月以来の低水準となった。米金利が高止まりする中、新興市場資金流出が続いているという。きょうグロース市場に新規上場した売れるネット広告社は公開価格を8%下回る837円で初値を形成後、768円で安値引けした。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが265銘柄(15%)、値下がりは1357銘柄(81%)、変わらずは37銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 30999.55 -259.81 31151.98 30,974.26─31,177.41

TOPIX 2238.81 -16.84 2246.06 2,238.81─2,253.32

プライム市場指数 1152.18 -8.67 1156.29 1,152.18─1,159.64

スタンダード市場指数 1092.53 -12.56 1101.62 1,092.29─1,104.13

グロース市場指数 817.15 -23.97 836.26 815.41─841.28

マザース総合 635.40 -21.90 653.54 633.80─656.95

東証出来高(万株) 116406 東証売買代金(億円 28792.01

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