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NY外為市場=ドル下落、米債利回り低下で

ロイター / 2023年10月24日 6時6分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が下落した。2021年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が下落した。米債利回りの低下を受けた。市場では週内に発表される米経済指標が注目されている。

米10年債利回りはこの日、序盤に5%を超え、2007年7月以来の高水準を付けたものの、その後低下に転じた。

今週は欧州中央銀行(ECB)理事会のほか、米国内総生産(GDP)や連邦準備理事会(FRB)が注目しているインフレ指標の発表が予定されている。

トレーダーXのマーケットアナリスト、マイケル・ブラウン氏は「26日の米GDPに加え、カナダ中銀やECBの政策決定会合が注目される。もちろん地政学的リスクも依然非常に高く、週が明けても投資家の動きは鈍い」と述べた。

ドル指数は0.6%安の105.56。序盤には106.33まで上昇する場面があった。

ブラウン氏は「米経済が引き続きアウトパフォームするという中核的なテーマは引き続き真実で、今週のGDP統計で証明される」とし、ドルに対して強気の姿勢を維持。

一方、バークレイズのアナリストは、ドルのロングポジションが積み上がりすぎているほか、FRBの金利見通しが修正されない限り長期金利がさらに上昇する可能性は低いとして、ドルの先高観は乏しいとした。

日本円は一時10月3日以来の安値となる1ドル=150.14円まで下落。終盤は149.625円だった。

ロイター調査によると、エコノミストはECBの利上げサイクルは終了したと考えている。一方、利下げ開始時期は2024年7月以降になるとの見方が優勢だ。

ユーロは0.73%上昇した。

カナダドルは対米ドルで0.3%高。25日にカナダ中銀の会合を控える。

ロイターが13―20日に実施したエコノミスト調査によると、カナダ銀行(中央銀行)は政策金利の引き上げに終止符を打った様子で、25日発表する金利は5%に据え置き、少なくとも6カ月間は維持するとの見方が有力だった。

暗号資産(仮想通貨)ではビットコインが2.9%高の3万0859ドルと3カ月ぶりの高値を付けた。ビットコインの上場投資信託(ETF)を巡り期待感が高まっている。

ドル/円 NY終値 149.70/149.73

始値 149.97

高値 149.97

安値 149.56

ユーロ/ドル NY終値 1.0668/1.0672

始値 1.0604

高値 1.0677

安値 1.0592

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