仏大統領、24日にイスラエル訪問 紛争拡大阻止へ「実行可能な提案」用意

　フランスのマクロン大統領（写真）は１０月２４日にイスラエルを訪問する。パリで２０日代表撮影（２０２３年　ロイター）

Michel Rose

[パリ ２３日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は２４日にイスラエルを訪問する。大統領顧問によると、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの戦闘を続けるイスラエルとの連帯を示すほか、紛争のエスカレート回避や人質の解放などに向けた「可能な限り実行可能な提案」を行う計画という。

イスラエルではネタニヤフ首相、ヘルツォグ大統領、野党指導部らと会談する。仏政府当局者によると、マクロン大統領は他のアラブ諸国も訪れるほか、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談する公算も大きいという。

７日に起きたハマスのイスラエル攻撃以降、マクロン大統領はイスラエル、エジプト、サウジアラビア、イラン、カタールの首脳らと電話会談を重ねてきたが、実際のイスラエル訪問ではバイデン米大統領やスナク英首相、ショルツ独首相らに出遅れた格好だ。アナリストの一角は、マクロン大統領の中東地域における影響力が限定的のようにみえると指摘する。