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インド総合PMI、4月速報61.7に上昇 輸出の伸び過去最高

ロイター / 2024年5月23日 18時30分

Anant Chandak

[ベンガルール 23日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた5月のインドのHSBC総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は61.7と、4月の61.5から小幅に上昇した。好不況の分かれ目となる50を34カ月連続で上回った。

サービス業が好調だった。輸出の増加ペースは過去最高を記録、雇用創出ペースも約18年ぶりの高水準だった。

HSBCのインド担当チーフエコノミスト、プランジュル・バンダリ氏は「5月の総合PMIはさらに上昇し、過去14年近くで3番目の高水準を記録した。サービス部門の急加速に支えられた」と指摘した。

サービス業PMIは4月の60.8から61.4に上昇し、4カ月ぶりの高水準。製造業PMIは58.8から58.4に小幅低下した。

サービス業の新規事業が1月以来のペースで拡大したほか、製造業の生産と新規受注も増加した。

力強い海外需要を背景に、輸出の拡大ペースは2014年9月の統計開始以降で最高となった。過去最高を記録するのは今年2度目。

企業信頼感は、サービス業が13年5月以来の高水準、製造業が約9年ぶりの高水準。

民間部門全体の雇用創出ペースは06年9月以降で最高。サービス業の雇用創出ペースは21カ月ぶり高水準。

投入価格の上昇ペースは9カ月ぶり高水準。販売価格の上昇ペースも加速したが、投入コスト上昇分の全てが顧客に転嫁されたわけではなく、特にサービス業の利益率を圧迫しているという。

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