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バングラ首相、暴動扇動と野党批判 夜間外出禁止令を継続

ロイター / 2024年7月23日 10時13分

 7月22日、バングラデシュのハシナ首相は、公務員採用の優遇枠に反対して広がった学生主導の抗議活動に伴う暴力行為について、主要野党のバングラデシュ民族主義党(BNP)、イスラム協会(JI)とその学生支部に責任があると非難した。写真は暴動で燃えた車両近くを歩く治安部隊。ダッカで撮影(2024年 ロイター/Mohammad Ponir Hossain)

Mohammad Ponir Hossain Ruma Paul Sam Jahan

[ダッカ 22日 ロイター] - バングラデシュのハシナ首相は22日、公務員採用の優遇枠に反対して広がった学生主導の抗議活動に伴う暴力行為について、主要野党のバングラデシュ民族主義党(BNP)、イスラム協会(JI)とその学生支部に責任があると非難した。また、状況が改善すれば夜間外出禁止令を解除すると述べた。

優遇枠を巡っては、反対する学生デモ隊と治安部隊の衝突により、近年で最悪となる少なくとも147人が死亡。政府がインターネットを遮断して夜間外出禁止令を発令し、軍を派遣する事態になっていた。最高裁は21日、公務員採用の優遇枠をほぼ全面的に撤廃する判決を下している。

首相は首都ダッカで財界幹部らに演説し、19日の夜間外出禁止令発令以来初めて発言。「放火テロが始まった際、抗議活動を行っていた学生らは関与していないと話した」と指摘した上で、「私は決して望まなかったが、国民の生命と財産を守るため夜間外出禁止令を余儀なくされた」と説明した。

さらに「状況が改善すれば外出禁止令は解除する」と述べた。

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